三麻の心構え/打点より上がり率重視が強い

 

データから見る三麻好調の要因

 ここ最近はすっかり三麻メインでスマホ版の麻雀格闘倶楽部をプレイしています。上の写真は直近30対局の成績を表したものでトップ率4割超え、平均順位1.73位と絶好調です!今回はその要因について考えながら三麻における強さとは何か探っていきます。

 こちらはスマホ版麻雀格闘倶楽部の三麻の全369対局の成績を表したものです。369対局中1位が137回、2位が133回、3位が99回。1位率は3割7分1厘、平均順位が1.89位となっています。以前は勝率3割3分前後を推移していた私なのでここ最近で飛躍を遂げたことは間違いありません。

三麻メインでプレイするうちに三麻の押し引きの感覚がついてきたというか、どう立ち回ると成績が安定するのか対局ごとに反省しながら打ち方を修正していったことが好調の要因だと思いますが、一番の要因は打点より上がり率重視の麻雀に切り替えたことだと実感しています。

 1枚目の右側に表示されているひし形のグラフを見ると、白色の過去全体局も青色の直近50対局も大きな差はなく、上がり率が多少上がっただけということが分かります。(防:振り込み率の低さ、攻:平均打点の高さ、速:上がり率の高さ、運:ドラ使用率の高さ、をそれぞれ表しています)

このグラフから分かるのは『上がり率が高くなれば打点やドラ使用率を上げなくても平均順位が上がる』といういうことです。過去の成績を見ながら細かく比較したいと思います。
下の写真は今年2021年1月時点の三麻成績です。(成績管理画面がアップデートされたので比較しづらいですが悪しからず)

1月時点では上がり率が29.66%と6月現在の31.37%より約2%低く、振り込み率は15.85%と6月時点の15.33%より約0.5%低いです。一概には言えませんがこれは上がり率が上がった分振り込み率が下がったからだと思います。一方で、平均上がり翻は1月時点で4.42翻、6月時点では4.31翻と下がっています。

これからのことから以下の仮説が導けます。

三麻は打点より上がり率を重視する方が強い(平均順位が高い)

三麻は四麻より満貫や跳満が簡単に作れる分、「安い手で上がっても効果はない。満貫跳満上がってなんぼ」と思いがちです(私もそうでした)。ただ、高い手が作りやすいのは自分も他家も同じ。だからこそ上がり率を重視して他家の高打点の上がりを防ぐことが効果的なのだと思います。

上がり率を重視するとはどういうことか

打点より上がり率を重視するべきと言われてもイメージが湧かないと思うので、ここで具体的な例を2つご紹介します。

まずこちらは36,900点持ちのトップで迎えた南2局親番の12巡目、47待ちの7,700かドラの白含みの12,000確定のリーチ(またはダマ)のどれを選択するかの場面で前者を選択した場面。

七筒:麻雀王国が2枚切れなのでドラ含みのシャンポンにする選択肢もありますが、どちらが上がりやすいと言われれば枚数的にもドラが警戒され出にくいという意味でも四筒:麻雀王国七筒:麻雀王国待ちです。巡目も終盤なのでここは上がり率重視で四筒:麻雀王国七筒:麻雀王国待ちを選ぶ打ち手が三麻では強いと思います。

ドラのツモ切りは確かに痛いですが、それより痛いのは流局してチャンスを逃すことです。巡目も終盤なので高め18,000点より確実な7,700で連荘を狙う方が無難です。
(同じ状況でも6巡目ならシャボのリーチもありだと思います。私なら四筒:麻雀王国七筒:麻雀王国待ちに変わりありません)


続いてこちらは2着で迎えた東3局親番13巡目、ホンイツトイトイ發の12,000点かホンイツ發の7,700か。麻雀ではよくあるトイトイの満貫か両面の3,900(または5,200)の選択を強いられる場面です。

ご存知の通り両面とシャボでは上がり枚数が2倍違います。7,700でも打点は十分なのでここは六索:麻雀王国切りの四索:麻雀王国七索:麻雀王国待ちに構えるのが無難だと考えます。大事なのは打点ではなく上がって連荘すること、他家の上がりを防ぐことです。

逆転を狙って一気に親満に一直線で進みたい気持ちは分かりますが、ここはその気持ちをぐっと押さえて確実に点差を縮めつつ連荘したいところです。

統計データのご紹介

 今回ご紹介した三麻は打点より上がり率を重視する方が強いという説ですが、実は三麻メインの方の間では有名なデータで私も以前から耳には挟んでいました。それを今回自分の経験としても実感した次第なのですが、データについてもご紹介します。

このデータは『ちゃんおが麻雀ブロマガ』さんの記事「統計データで見るMJ三麻①」より引用しています。
引用元URL

データは2017年時点のMJ三麻の全プレイヤーから算出しています。

こちらは平均順位と上がり率、振り込み率を数値とグラフで示したデータです。平均順位が上がるにつれて上がり率が高くなっていることが分かります。また、それと比例して振り込み率も減少している傾向が見られます。

続いてこちらは平均順位と平均打点を数値とグラフで示したデータです。平均順位が高いプレイヤーほど平均打点が低いことが分かります。成績が芳しくない打ち手ほど無理に高打点を狙う傾向があるとも言えます。平均順位で1.9を切ると打点が上がる理由は定かではないですが、多面待ちに強くチンイツの狙い方が上手いからかもしれません😅

まとめ

三麻の成績が上がったのは上がり率だけでなく、押し引きの基準を見直した、多面待ちに強くなって牌効率が良くなった、トイトイやホンイツの狙い方がうまくなったなど他にも様々な要因が考えられます。もしかしたら単純に最近ツイているだけで本当は強くなっていないなんてことも考えられます…笑

ただデータから分かることは以前(2021年1月時点)と現在(2021年6月時点)の成績を比べると
・平均順位1.95▶︎1.89(-0.6位)
・上がり率29.66%▶︎31.37%(+1.71%)
・振り込み率15.85%▶︎15.33%(-0.52%)
・平均上がり翻4.42▶︎4.31翻(-0.11)

となり、打点を下げて上がり率を重視すると成績が上がるという結論になりました。

今後も成績が上がったり下がったりした際に要因について考え、データを共有していきたいと思います😃



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