麻雀守りの引き出し〜5切りリーチに1,9通る〜
皆さんは守りの引き出しを幾つ持っていますでしょうか?リーチに対して安牌や筋が切れてしまった時、守りの引き出しが多いほど方銃する確率は下がります。
勿論、捨て牌の状況からこれは絶対に通るという理屈はありませんが、高い確率でこれは通るという引き出しを複数持っていると対局を有利に進められます。
今回はそんな引き出しの1つ、『5切りリーチに1,9は通る』について解説します。
こちらの写真はトップ目で迎えた東ラス14順目、カンが1つ入って上家から立直を受けるも切りの追っかけ立直を選択した場面です。
筒子が連続形となっていて待ちが分かりづらいですが、を抜き出すとで–,の変則3面待ちになっていることが分かります。
切りリーチ以外の選択肢として以下の3つがあるかと思います。
Ⅰ.下家にも警戒しつつ,,と切って降りる
Ⅱ.切りで,,の変則3面待ちに受ける
Ⅲ.切りで切りと同じ–,の変則3面待ちに受ける
巡目も深いのでⅠの選択肢もありますがトップとはいえ東場、カンが入って3面待ちなら何とかリーチして攻めたいところ。問題は,,の何を切るかですがここで紹介するのが『5切り立直に1,9通る(通りやすい)』という理屈です。
理由は単純で235、578と順子が手にあれば危険牌になり得る5はテンパイまで持たず早めに切るからです。
早い巡目(目安として6巡目以内)の立直なら余剰牌から切られることも多く期待度は下がりますが、今回のように9巡目の立直なら期待できます。この引き出しを利用して切りのリーチを選択しました。
続いてこちらの写真をご覧ください。例外として赤5はテンパイまで引っ張ることが多いので若干期待度は下がります。
赤5切りリーチの場合は信じすぎるのは禁物だと思っていただければと思います。
また、相手の待ちが両面であることを前提としていますが、切りでのシャボなどの場合は当然当たります。あくまで通る可能性が高いとだけ認識してください。
逆に早い巡目で5が切られていると手牌に同じ色の23,78の両面ターツがある可能性が高く、1-4,6-9は危険になります。「早い5切りは1-4,6-9(が危険)」なんて聞いたことがあるかもしれませんが理由はこのためです。
明日からでもすぐ使えると思うので是非試してみてください。
★まとめ★
・5切り立直に1,9通る(通りやすい)
※但し以下の場合は期待度が下がる
-序盤6巡目以内のリーチ
-赤5切りのリーチ
・逆に早い5切りに1-4,6-9は危険