大チャンスのタンヤオドラ3!強引に鳴いて満貫をもぎ取ろう!

 麻雀でトップを取るためには方銃を極力しないことに加え、満貫を多く上がることが重要です。満貫手を作ることは決して簡単ではありませんが、配牌によっては比較的簡単な場合があります。

その代表格がタンヤオドラ3と、白發中などの役牌とドラ3です。この2つが狙える手牌が来たら面前で上がることは捨て、とにかく鳴いて上がり切ることが必須です。

そんなことは当たり前なのですが愚形ばかりの手牌だと鳴くか迷うこともあるかと思います。例えば以下のような状況の場合、鳴くか鳴かないか、鳴くなら何を鳴くか考えてみてください。

3着で迎えた東2局2巡目、ドラは四筒:麻雀王国一萬:麻雀王国を切って2シャンテンになったところです。

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手牌にドラが3つありタンヤオ狙いなら満貫が望め、面前で進めればメンタンピンドラ3の跳満も期待できそうです。

ですがここではタンヤオドラ3で決め打ちし、八筒:麻雀王国以外の鳴けるものは全部鳴きましょう。五萬:麻雀王国,四筒:麻雀王国,六索:麻雀王国,八索:麻雀王国はポン、六筒:麻雀王国,七索:麻雀王国はチーです。

六索:麻雀王国はポンしてもシャンテン数が変わりませんが八索:麻雀王国が出やすくなります。四索:麻雀王国五索赤:麻雀王国の価値は下がりますが有効牌5枚の両面なら五筒:麻雀王国七筒:麻雀王国のカンチャンより期待できます。

まだ3巡目だから面前で様子を見るようでは甘いです。満貫手は対局中に何度も作れるチャンスはないので、タンヤオドラ3が見えたら電光石火の如く鳴くべきです。

麻雀は自分がどんなに手牌が良くてもそれより手牌の良い相手がいれば負けてしまいます。点数状況が苦しく跳満がどうしても必要な場合は除き、タンヤオドラ3が見えたら強引に鳴いてシャンテン数を下げましょう!

4巡目に上家から七索:麻雀王国が出ます。勿論チーします。鉄チーです。

ここで八索:麻雀王国を切ってはいけません。タンヤオにならない九筒:麻雀王国を切ります。

七索:麻雀王国をチーして九筒:麻雀王国を切ってこの形になりました。さてここから何を鳴くか、この場合は先ほどの五萬:麻雀王国,四筒:麻雀王国ポンと六筒:麻雀王国チーに加え、七索:麻雀王国もチーします。

1鳴きしたので上がるには残り3面子と1雀頭です。八索:麻雀王国を不要牌として考えると対子2つとカンチャンターツで弱い形ですが、七索:麻雀王国をチーして七筒:麻雀王国を切れば下の形です。

五萬:麻雀王国五萬:麻雀王国四筒:麻雀王国四筒:麻雀王国五筒:麻雀王国四索:麻雀王国五索赤:麻雀王国

対子1つと両面対子、両面ターツといわゆる完全1シャンテンの形になります。三筒:麻雀王国六筒:麻雀王国でチーしないのでポン良しチー良しとはいきませんが、カン六筒:麻雀王国より三索:麻雀王国六索:麻雀王国の方がチーが期待できます。

6巡目に五萬:麻雀王国が出ました。これも勿論鳴きます。鉄ポンです。

6巡目にテンパイできました。2鳴きで愚形待ちになるのは抵抗があるかもしれませんが、自分がドラを3つ持っているということは相対的に他家の打点は低くなるので心配いりません。

場に残っているドラは通常のドラ2枚、赤2枚の計4枚です。全員に平等にドラが渡るとすると他家1人の手にあるドラはせいぜい1枚になります。

勿論絶対ではありませんが、ドラを3枚持っているということは自分は満貫、他家は安手という構図が出来上がります。タンヤオドラ3はそれだけ価値のある勝負手になるので強引に鳴いても問題ありません。リーチが来ても堂々と勝負しましょう。

7巡目に上家から六筒:麻雀王国が出て無事満貫を上がれました。リーチが来る前に上がり切る理想的な形です。


 タンヤオドラ3が見えたら面前を捨て、基本的に鳴けるものは全部鳴くというスタンスは何となく伝わったかと思います。

タンヤオドラ3と同じようなチャンス手に役牌ドラ3があります。ドラの東:麻雀王国白:麻雀王国發:麻雀王国中:麻雀王国を鳴ければ後はひたすら鳴くだけですが、以下のような手牌だとどうでしょうか。

こちらは東1局9巡目の待ち番でドラは發:麻雀王国二筒:麻雀王国をポンしてこの後ドラの發:麻雀王国以外は鳴くか微妙な手牌です。何なら鳴くか、もしくは鳴かないか考えてみてください。

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これも先ほどのタンヤオドラ3同様、鳴けるものは全部鳴きます。九萬:麻雀王国,六筒:麻雀王国,發:麻雀王国でポン、四筒:麻雀王国七筒:麻雀王国でチーです。

發:麻雀王国から鳴かないと最終的に片バッタになってしまいますが問題ありません。この手はどの道發:麻雀王国頼みです。せっかく發:麻雀王国が鳴けてもテンパイ止まりでは上がり逃しかねません。それならいつ發:麻雀王国が出ても上がれるよう先に準備しておくのです。

もし發:麻雀王国九萬:麻雀王国,六筒:麻雀王国の片バッタで後者が先に出たらそこから組み直せばいいのです。下手に鳴きを我慢していざ終盤に發:麻雀王国が出てもテンパイで流局する方が痛いです。


 タンヤオドラ3、役牌ドラ3は簡単に満貫手になる大チャンスですが上がり切るには強引さが必要です。ドラのない他家は速攻で流せるなら全力で安上がりで流しにきます。

ポイントは先ほど述べた通り自分にドラが3枚あれば自分以外の他家は相対的に打点が低くなるということです。なので強引に鳴いて良いのです。むしろ、強引でないと上がり切ることができません。

『鳴きの基本は愚形さばきの良形残し』と言われます。鳴くと安牌が減るので最終形が両面でないと他家のリーチに対して対応できないからです。

但し、タンヤオドラ3、役牌ドラ3の場合は関係ありません。両面チーだろうが片バッタだろうが鳴けるものはどんどん鳴きましょう。

この2つの勝負手を多少強引に鳴いてでも上がり切る確率を高めれば麻雀の勝率も確実に上がります。是非意識してみてください👍

★まとめ★
・タンヤオドラ3は強引に鳴くべし
・役牌ドラ3は最終形が片バッタになろうが強引に鳴くべし
・自分の手牌にドラが3枚あれば他家の打点は相対的に低くなる



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