三麻で絶対覚えたい両面変化4種になる形!〜カンチャン+4連形〜
テンパイした時にリーチを打つかダマで待つか、麻雀をしていると考える場面は沢山あるかと思います。ただ毎回毎回0から考えていては頭が疲れますし打牌選択に一貫性を保てずついミスをしていまいがちです。
私は三麻を打つ時、『両面は打点に関係なく基本的にリーチ。愚形は5,200以上あれば即リーチ、ただし両面変化が4種以上あればダマ』と一定の基準を設けて決め打ちしています。
攻めるのが基本の三麻ではリーチをしても相手は簡単には降りてくれません。ならば上がれる確率を少しでも高くするため、両面に変化する有効牌が多ければ機が熟すのを待つ方が得策です。そのテンパイ即リーをせず待つ基準を4種としています。
両面変化4種といえば中張牌のシャボが代表的です。のような形であれば,,,が両面変化の有効牌になります。この形以外にも両面変化が4種になる形があるので今回はその1つ、カンチャン+4連形の形をご紹介します。
こちらの写真は2着で迎えた南一局10巡目にカン待ちのダマを選択し、索子の両面変化や筒子のイーペーコーへの手代わりを期待してところ13巡目目にツモ和了りした場面。
は3枚残りでリーチしても2,600止まり、両面変化が,,,の4種あるのでダマが有効です。
この場合をヘッドとして考えると索子の部分がと4連形となっています。4連形は両面ターツが2つくっついた形でそれぞれの有効牌、なら–,–の計4種が有効牌になります。
当たり牌のを除いた,,とを加えた計4種が両面変化の有効牌になります。
同じカンチャン+4連形の形でも上の写真のように、7,8(2,3)の外側のカンチャンは両面変化の有効牌が,,の3種なので則リーチを推奨します。
先ほどのようにカンチャン待ちが456の内側の場合、当たり牌を除いた4連形の両面変化になる3種に加えて外側の牌の1つ外側(なら)が両面変化の有効牌になるので計4種になります。
ただ今回のように7,8(2,3)の外側のカンチャンは、純粋に待ちを除いた4連形部分の3種しか両面変化の有効牌になりません。
両面変化の有効牌が少ないという意味でも外側の待ちで上がりやすいという意味でも、『4連形+カンチャンの形は7,8(2,3)の外側なら即リーチ』がおすすめです。
逆に両面変化が多く真ん中の牌で上がりにくい『456の内側の4連形+カンチャンの形はダマで両面変化を待つ』のがおすすめです。
両面変化が4種以上ならダマ、というのはあくまで私が基準としている打ち方で正解はありません。但しテンパったからとりあえずリーチする打ち手と、両面変化になる種類と枚数を把握した上で即リーとダマそれぞれのメリットを比較できる打ち手とでは実力に大きな差が出ます。
最初は難しいかもしれませんが、テンパイした時に両面変化が何種あるのか考える癖をつけることで段々と分かるようになってきますので是非試してみてください。
ひとまず今回はカンチャンが4連形と重なるパターンに遭遇したら「有効牌が多いぞ」と即リーかダマか考えるきっかけにしていただければと思います。
★まとめ★
・両面変化4種以上なら愚形で即リーせずダマがおすすめ
・カンチャン+4連形は待ちが456の内側の場合は両面変化が4種
・カンチャン+4連形でも待ちが7,8(2,3)の外側の場合は両面変化が3種