【麻雀初中級者必見!】4連形と中膨れは超優秀な形と覚えよう!
麻雀で勝つためには押し引きの上手さや手役作り、捨牌読みや牌効率など多くのことが求められますが、その中でも牌効率は麻雀初級者〜中級者の方にとって最も重要です。
牌効率が疎かだとテンパイスピードが遅くなり、強い打ち手と戦う時に常に後手を踏んでしまうからです。そうなると押し引きが上手くても読みの精度が高くても圧倒的に不利になってしまいます。
そんな重要な牌効率を学ぶ上で是非とも覚えてほしい形が4連形と中膨れの2つです。
4連形とはのように数牌が4つ連続する形、中膨れとはのように数牌が3つ連続し真ん中が対子になった形です。
どちらも両面ターツが2組くっついた形であることは共通しています。この2つの形は1面子+αと考えずに2面子として考えることが重要です。
先の4連形なら–,–の2組の筋で4種14枚をツモれば2面子構成でき、先の中膨れでも–,–の2組の筋で4種14枚をツモれば2面子構成できます。
この2つの形はテンパイまで崩さないことを意識すると、スピードが上がり最終形も良くなるので是非押さえておいてください。
こちらは東1局7巡目、をヘッドに固定して1シャンテンになった場面です。ピンフとタンヤオが狙えそうな手牌ですがテンパイする有効牌が何種類あるか分かりますでしょうか。
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正解は,–,–,,–,–,の合計11種もあります。
ヘッド部分のや,を引いても待ちは愚形でピンフつかず、ツモ切りかダマにするのが無難なので実際の有効牌は–,–,–,–の両面部分のみの8種(25枚)と考えて良いかと思います。
完全1シャンテンの有効牌が最大で6種20枚※1であることを踏まえると、4連形と中膨れを活かした1シャンテンはそれ以上に優秀なことがわかります。
※1(の形であれば有効牌は–,–,,の6種20枚)
この4連形と中膨れはピンフが狙える手牌では勿論のこと、そうでない場合でも両面ターツを活かして最終形が両面待ちで安定するので、2面子構成できると考えて基本的にはテンパイまで崩さないようにしましょう。
続いてこちらはラス目で迎えた南3局3巡目、余剰牌のを切って1シャンテンになった場面。今回は先ほどと違って中膨れ2組がどちらも4連形になっています。有効牌が何種(何枚)あるか是非数えてみてください。
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正解は,–,–,,,,,–,–,,,の16種(54枚)になります。
ピンフにならない,,,,,と先に引いたらテンパイ即リーが無難です。筒子の両面部分の–,–を引ければメンタンピンドラ1の満貫が確定して理想ではありますが、索子の両面部分を引いてもでタンヤオが崩れますし456の三色も裏目があります。それならタンヤオが確定するシャボのリーチでも打点は5,200あるので十分だと思います。
ツモならダマで5,200のドラのカンなのでダマが良いと思います。
ツモのカンはピンフもタンヤオもつかないのでツモ切りしましょう。
4連形と中膨れは出てくる頻度が非常に多いので、これらを『両面ターツが2組で有効牌が4種14枚』と捉えるだけで打点もスピードも確実に上がります。
特に今回ご紹介した写真のようにヘッドを固定して4連形または中膨れを2組残す形の1シャンテンは、有効牌が完全1シャンテンより多くなるので是非覚えておいてください。
最初はそれぞれの有効牌どれをツモったらリーチするかダマにするかなど、先まで考えるのは難しいかもしれませんが、日頃から4連形と中膨れの形を意識しておくと次第に先のことまで考えられるようになります。
ちなみに同じ4連形と中膨れでもやなど端よりの形は有効牌が少ない※2のでやをすぐ切っても問題ありません。
※2(だと有効牌は周りの,のみ、だと周りの,()のみ)
★まとめ★
・4連形と中膨れは両面ターツ2組と捉えるとテンパイスピードが確実に上がる
→端寄りの4連形と中膨れは別として、それぞれの有効牌は4種14枚
・ヘッドを固定して4連形または中膨れを2組残す形の1シャンテンは、有効牌が完全1シャンテンより多い優秀な形