【麻雀初中級者必見】速攻を仕掛ける基準は6巡目以内のテンパイ

 

 麻雀で勝率を上げるには勝負手となる満貫以上の上がりを増やすことは勿論、上がり率そのものを高めることが重要です。1,000点や2,000点の上がりでも他家の満貫や跳満の上がりをかわすことに繋がるからです。

ですが、翻牌が鳴ける時は必ず鳴いたり無理に上がりに行ったりしていては方銃率が高くなって成績は安定しません。

今回は鳴きの中でも速攻を仕掛けるタイミングや基準について考察します。

 こちらの写真は東1局1巡目、親の上家から翻牌の南:麻雀王国が出てポンを選択した場面。

早仕掛けで流す目的で鳴いてしまいましたが悪い鳴きの典型例です😓

この手牌から鳴いても先制を取れない可能性が高く、鳴かずに面前で進めていればリーチ南ドラ2で満貫も狙えたかもしれないからです。

勝負手を作るチャンスを逃した挙げ句に先制も取れず、安牌の少ない状況で他家のリーチに対応せざるを得なくなる可能性が高そうです。



 続いてこちらをご覧ください。2巡目に対面からオタ風の北:麻雀王国をポンした場面。5ブロックがはっきり見えて早い段階で先制してテンパイが取れそうです。

鳴くのは役が確定する白:麻雀王国からでも良いかもしれませんが、親番で且つツモ次第でトイトイも狙えるため鳴きを選択しました。

 速攻を仕掛けるか焦らず面前で手を進めるかは判断が難しいです。毎回これらの判断を0から考えるとミスが生じやすいので鳴きの基準をあらかじめ決めておくとミスを減らせます。

※ここでいう『速攻を仕掛ける』とは打点を捨てて鳴くことです。タンヤオドラ3狙いやドラポンを含めた鳴きなど、満貫を上がるための鳴きは『速攻を仕掛ける』ことに該当しません。

私が速攻を仕掛けるのをお勧めするのは以下の2パターンに該当する時です。

6巡目以内にテンパイが取れる時(愚形含む)
7巡目以降10巡目以内に両面テンパイが取れる時

 麻雀で最初にテンパイする人の平均巡目は8〜9巡目、最初にリーチがかかるのが10〜11巡目と言われます。6巡目以内であれば他家の手が進んでおらずリーチが来る前に上がって局を流せることが多いので愚形でのテンパイも有効です

7巡目以降になると他家も手が進みリーチされたりダマテンをしていたりする可能性が高くなります。両面であれば局を流すメリットを踏まえて積極的に鳴きにいくべきですが、愚形残りで安易に鳴くのは避けるべきです。

後半の11巡目以降ではいつリーチが来てもいいよう警戒する必要があります。両面待ちであれば鳴いても構いませんが積極的に鳴くのは避け、守りも意識しながら慎重に鳴きたいところです。




 最後にこちらの写真をご覧ください。2着で迎えた南3局1巡目、西家で2枚目の西:麻雀王国が切られた場面です。

ここで鳴かないと上がれなそうなのでつい鳴きたくなりますが…鳴きません。最初の写真と同じでここで鳴いて役を確定させても先制できる可能性は低いです。ならば完全安牌を2枚抱えて守りを固めて方銃しないことに注力する方が無難です。

麻雀はあくまで4人でやるゲームなので全ての局面で前のめりになって上がりに向かっては勝てません。手が悪い時は無理に攻めずに次局に備えましょう。攻めを意識するのはドラの發:麻雀王国が対子になってからで十分だと思います。


 麻雀のルールを覚えたての頃は翻牌が出たら迷わずポンしますが慣れてくると安易に鳴かずに面前で満貫を作ることに注力します。

更に上達すると鳴いて局を流すことも有効だと覚えて速攻を仕掛けることが多くなります。この速攻を仕掛けるタイミングと基準が麻雀は難しいです。

極力鳴かずに勝負手だけを上がることと、方銃を避けることだけに注力した麻雀では成績が安定しません。打点を上げて方銃率を下げながら上がり率もアップさせることが強い打ち手になる上で重要です。

今回ご紹介した基準はあくまで私が推奨するもの正解ではありませんが、テンパイする平均巡目を意識して速攻を仕掛ける基準を設けると確実に成績が安定します。是非参考にしてみてください👍

★まとめ★
・麻雀で勝率を上げるには上がり率を高めることが重要
・下手に鳴くと方銃率が高くなるので注意すべき
・速攻を仕掛けるタイミングとおすすめの基準は以下の2つ
 ①6巡目以内にテンパイが取れる時(愚形含む)
 ②7巡目以降10巡目以内に両面テンパイが取れる時



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