三麻で絶対覚えたい両面変化4種になる形!〜シャボ+4連形〜
三麻は押し引きの引きよりも押しが重要になるので自分がリーチしても他家も簡単に降りてはくれません。愚形リーチを安易に打って他家から逆襲を喰らい思わぬ失点をしてしまう場面はよくあることかと思います。
両面変化が4種以上ある場合はテンパイ即リーとせずにダマで良形になるのを待つ方が捲り合いにおける上がり率がアップし、結果として勝率も上がります。
そこでまず両面変化が4種以上になる形を覚える必要があります。三麻は萬子がとしかない分、牌か重なり待ちが複雑になりやすいです。
なぜ4種以上はダマで手代わりを待つべきで3種以下はテンパイ即リーがいいのか。例えば以下のような愚形のシャボでテンパイしたとします。
ツモ
リーチすれば有効牌は,の2種4枚、両面変化の有効牌は,,の3種12枚になります。
両面変化はツモのみに頼る必要がありますがリーチすれば出上がりOKなので単純計算で上がれる有効牌は3倍(四麻なら4倍)になります。
そのことを踏まえると愚形リーチの当たり牌を3倍すると4枚×3で12枚、両面変化の有効牌が3種の場合は3種×4枚で12枚、同じ枚数になります。
同じならば上がれる方が当然得なのでテンパイ即リーの方が良いということになります。4種になるとツモのみ限定としても手代わりする有効牌の方が良いの待つ方が無難ということです。
※出上がりできる単純に3倍としましたが、実際に他家がゼンツするわけではないので3倍よりは下がります。そういう意味でも両面変化が4種以上の場合はダマで待つことを推奨します。
それでは両面変化4種以上になる形のパターンの1つ、シャボ+4連形についてご紹介します。
こちらの写真は四麻になりますが22,500点で迎えた東2局9巡目、切りでとのシャボのリーチを選択した場面。
通常とのシャボでは両面変化が3種ですが、今回の場合はの部分がと4連形になっているため、両面変化はと–,–で合計5種あります。
下家がテンパイ時に3鳴きだったため早さを重視して愚形リーチを選択しましたが、特に目立った動きがない場合はダマでピンフに手代わりする両面変化を待つ方が無難です。終盤の13巡目以降であれば即リーチで良いかと思います。
シャボ+4連携の形は四麻ではたまにしか登場しませんが三麻では頻繁に登場します。
『シャボの片方が4連形となっている場合は両面変化の枚数が増える』と是非覚えてほしいと思います。
続いての写真はシャボの両方が4連形となっております。切りでリーチしておりますがダマにしていた場合、両面変化が何種あるか分かりますでしょうか?
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索子のに対して–,–の4種、筒子のに対して–,–の4種で合計8種となります。
私はリーチしてしまいましたが絶対にダマで待たなくてはいけません…😓。
即リーチでも打点が5,200以上と高いので間違いとは言えませんが、ダマでピンフへの両面変化を待てる打ち手が強いと思います。
押し引きの基準に正解がないように愚形リーチの基準にも正解はありません。大事なのは日々の反省を通して何がベストなのかを考えることだと思っています。
私は『両面変化4種以上ならダマ』ということを推奨していますが正解はありません。ただテンパイ即リーから脱して両面変化が何枚あるか考える癖をつけると確実に麻雀は強くなります。
是非この『両面変化の数が多ければ機が熟すのを待つ』という考え方を打牌選択における1つの選択肢として取り入れてほしいと思います。
★まとめ★
・シャボで片方が4連形と重なっていると待ちの数が増える
・シャボで両方が4連形と重なっている場合は更に待ちが増えるのでダマ推奨
・他家の進み具合や巡目(目安として13巡目以降)によって両面変化4種以上でも即リーチ推奨