【麻雀初中級者必見!】箱割れ条件戦を制するための3つのポイントをご紹介!
今回は麻雀あるあるの1つ、箱割れ条件線を攻略するための考え方をご紹介します。箱割れとは点数がマイナスになること。箱割れ条件戦とは他家の持ち点が少なく、箱割れしてオーラス前に局が終わりそうな状況における対局を言います。
フリー麻雀でもネット麻雀でも箱割れ条件戦となる場面は多く、そこで上手く打てるかどうかが中級者と上級者の分かれ道になるとも言えます。
そんな箱割れ条件戦を制するためのポイントを実践形式で解説していきますので、写真多めですがどうかお付き合い下さい。まずは下の写真をご覧ください。
3着で迎えた南2局1巡目、下家が持ち点100で箱割れしそうな状況です。トップは6万点超えで1位狙いは厳しいので如何にして2着を狙うか考えたいと思います。
対面の2着との差は16,800点、跳満ツモで動く点差は15,000点なのでツモ上がりは捨てます。ダマか鳴きで対面か上家から上がり、とにかく次局の親番に回すことだけに注力します。
なので、この手は面前で進めれば満貫もしくは跳満になりそうですがを鳴いて安手の出上がりを狙います。が出ない場合に備えて一通狙いでとはチーします。面前で大物手に仕上げたい気持ちは山々ですがここはグッと我慢しましょう😐
箱割れ条件戦のポイント①:とにかく親番まで回すことを考える
そして箱割れ条件線で意識したいポイントがもう1つ。箱割れしそうな他家を仲間として考えます。
この状況で親番を迎えるには自分が対面か上家から上がる他に下家が上がっても達成できます。また、下家が上がれば次局の親番で箱割れを気にせず高い打点を狙えるメリットもあります。
そのため、もし中盤を過ぎても手が進まなければ、下家が欲しそうな中張牌を切ってチーさせたり下家の危険牌を切ったりすることも有効です。(流局しても下家がテンパイなら親番を迎えられます)
親番を迎えたいのは自分は勿論下家も同じです。麻雀は4人でやるものなので自分以外の3人は敵になるわけですが、箱割れ条件戦の場合は仲間が1人増えます。そう考えると少し気が楽にならないでしょうか?箱割れ条件戦では自分以外の他家に頼ることも重要になります。
箱割れ条件戦のポイント②:箱割れしそうな他家を仲間と考え、状況に応じて上がりをアシストする
長くなりましたがそんな2つのポイントをこの時点で頭に入れながら対局を進めていきます。
5巡目にをポンしてテンパイできました。ここで狙うのは下家以外からの出上がりのみ。もしかをツモったら上がりを拒否してもう片方の対子を切って1シャンテンに戻します。間違ってもツモ上がりしてはいけません。
上がりを見逃すことに抵抗があるかもしれませんがそれも上級者への第一歩です。上がりたい気持ちをグッと我慢しましょう!
条件戦のポイント③:順位の上がらない出上がりやツモ上がりは拒否する
9巡目、無事に上家から出上がりすることができました。白ドラ1で2,000点。次局の親番に望みを繋げます。
親番で迎えた南3局1巡目、手牌はまずまずといったところでしょうか。ここで何を狙うか整理します。
対面2着との点数差は14,500点、親満ツモの4,000オールで動く点差が16,000点差なので捲れます。満ツモ条件なら2着が十分狙えると考えて問題ありません😃
ちなみにその他の選択肢としては2,600オールだと動く点数差が2,600×4で10,400点と足りず、3,200オールだと3,200×4で12,800とこれでも足りません。出上がりだと跳満の18,000が必要になります。
出上がりで跳満ということはツモれば満貫確定なのでここは親満ツモ狙いで手牌を組んでいきます。
満ツモ条件と聞くと4翻必要なので大変そうに聞こえますが、リーチとツモを合わせれば残り2翻です。最悪裏1に期待することも視野に入れると、絶対必要なのは残り1翻でできれば2翻となります。まずは南とドラ1で残り2翻を作りにいきます。
6巡目まで進みこちらが1シャンテンに対し、対面が2鳴き、上家が1鳴きと厳しい状況になりました。を切って手を進めが出れば鳴きます。
を鳴いたら前局と同様、対面と上家からの出上がりのみ狙う作戦にシフトします。リーチとツモで満貫を狙いたいですが他家が2鳴きとなればそうも言ってられません。
ちなみに前局は下家への方銃も視野に入れましたが今回は入れません。下家に親番を回せば逆転される可能性もあるからです。
2着狙いで前局に勝負手を捨てて打ち回したのに捲られては本末転倒です。今回は自分以外の3人は敵と捉えていつもの麻雀をします。
が出ることなく迎えた8巡目、対面が切りで上家はの両面ターツを払っておりどちらもテンパイ濃厚と言える状況になりました。
が出れば鳴く作戦は変えず、とがより先に出ても鳴けるようを切って3ヘッドに構えます。この状況であればとを鳴いて片バッタのテンパイに受けるのもやむを得ません。
勿論、面前で手を進めて,,,,ツモを期待するのが本命です。
同順、対面がをカンして手牌のが乗ることに!これで対面はほぼテンパイと取れますが、こちらもテンパイ即リーで文句なしの状況になりました。
が出ても1枚は見逃してリーチを狙いにいきます。リーチツモ南ドラ1またはリーチツモドラ1裏1の満貫を狙います。
そして9巡目、をツモってテンパイ。これならツモれば満貫確定なのでを切ってリーチです。下家からの出上がりは一発でが出ても拒否します。
リーチで裏が乗る確率は約30%なのでカンが入って60%、一発でが出てもリーチ一発南ドラ1赤1で満貫止まり、裏1の60%に期待することになります。
–が1枚も見えていないこの状況であればツモのみに期待する方が無難です。
ちなみに裏が乗る確率は以下のように求められます。
使用する牌が萬子9種、索子9種、ピンズ9種、字牌7種の計34種
手牌が平和形だとマックスで13種なので
裏が乗る確率は
13÷34=0.3823…▶︎約38%となります。
但し、この数字は捨て牌状況等を全く考慮していない数字なので厳密には低く見積もって約30%と考えます。
上記の手牌だと牌が10種、場に4枚見えているとを除くと全32種
10÷32=0.3125▶︎約30%となります。カンが入って裏1になる確率は約60%となります。
さて、話を戻しましてリーチして期待するのは下家以外の出上がりとツモのみです。
後は運に頼るだけです。さぁお願いだ。結果は。。
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2巡後に二をツモることができました!!これは気持ちいやつですね
裏が1枚乗って親満の4,000オールに(裏が乗らなくても親満でした)。対面のカンがなければリーチツモ南の2,000オールでしたので、カンに救われる結果となりました。
ただ最後まで望みを捨てずに打ち進めたことが結果に繋がったと思います。
対面との14,500点差が4,000オールでひっくり返り見事2着となりました。
実践形式で解説しましたがいかがでしたでしょうか。箱割れ条件戦は考えることが多くなるので大変です。1局の中で状況に応じて狙いが変わるのも分かっていただけたかと思います。ですがご紹介したポイントを押さえれば段々と慣れてきます。
点数状況を逐一把握する必要があるので点数計算に慣れないうちは難しいかもしれませんが、是非練習だと思って考えることを放棄せずに一生懸命考えてみてください。
箱割れ条件戦を上手く打てるようになれば確実に麻雀は強くなります。それはネットでもリアルでも同じです。
「なんでコイツこんな点数ねぇんだよ、弱っちいな〜」なんて思わずに冷静にどう打てばベストなのか考えてみてください!😄
最後に、今回2着を取ることに拘ったのには理由があります。麻雀格闘倶楽部は黄龍オーブや四神オーブの移動が1位:+2、2位:+1、3位:-1、4位:-2となり、2着と3着の差が2つ差と大きいので2着に如何に取るかが攻略のポイントになります。
天鳳であれば2着と3着のポイント差は少ないので2着に拘る必要はありませんし、フリー麻雀ではトップ賞(オカ)が大きいのでトップを如何に取るかが重要になります。そのため、今回と同じ箱割れ条件戦でも戦い方は変わってきます。
麻雀格闘倶楽部の特徴の1つとして2位を取ることが重要と覚えていただければと思います。
★まとめ★
・箱割れ条件戦を制するポイントは以下の3つ
①とにかく親番まで回すことを考える
②箱割れしそうな他家を仲間と考え、状況に応じて上がりをアシストする
③順位の上がらない出上がりやツモ上がりは拒否する
・満貫ツモ条件ならリーチとツモで2翻、残り2翻をどう作るかのみ考えれば良い(最悪裏1に期待する)
・麻雀格闘倶楽部では2着に拘ることが攻略する上で重要になる