3枚1ブロック理論とは??面子候補は3枚1セットで考えよう
3枚1ブロック理論とは牌効率を良くする上で重要な考え方で『麻雀は3枚を1ブロックとして面子構成を考えると無駄がなく有効牌が多い形になる』というものです。
例えばのターツがあったとします。ペンチャン待ちで有効牌はの1種4枚のみで弱い形ですが、ここにが加わっての形(ペンチャン対子と言います)になるととの2種6枚が有効牌になって待ちが良くなります。
同じくのカンチャンは有効牌がの1種4枚のみで弱い形ですが、ここにが加わるとの形(カンチャン対子と言います)になりとの2種6枚が有効牌となって待ちが良くなります。
実践での事例をご紹介します。
こちらはトップ目で迎えた南1局1巡目、2シャンテンの好配牌から切を選択した場面。を鳴ければ南ドラ2の7700が狙えるので深く考えずにヘッドが3つ残るを切ってしまいましたが切が正解だったと反省してます😓
から鳴けてを切ったとして7,700で和了るにはカンを埋める必要があり、かから鳴けばのカンチャンターツを払うことになります。
それならば門前で進めることを前提で有配牌の多い切が最適だったと言えます。
切る選択肢としては,,の3つでしょうか。それぞれの有効牌を数えてみます。(共通の–,を除きます)
1)切→,,,の4種12枚
2)切→,,,の4種14枚
3)切→,,,の4種14枚
切と切が切より有効牌が2枚多いことが分かります。
切と切については、ツモかツモでイーシャンテンになった時に有効牌に4枚の差が出ます。それぞれのパターンの有効牌を記載します。
Ⅰ)切でツモ(▶︎切)
の形
→有配牌は–,の3種12枚
Ⅱ)切でツモ(▶︎切)
の形
→有配牌は–,,,の5種16枚
ⅰ)切でツモ(▶︎切)
の形
→有配牌は–,,の4種12枚
ⅱ)切でツモ(▶︎切)
の形
→有効牌は–,,,の5種16枚
麻雀で和了るためには4面子1雀頭の5ブロックを作る必要がありますが、『3枚を1ブロックとして考えて5ブロック以外の余剰牌を切る』と無駄なく縦と横のフォローが効いて有効牌が多くなることが多いです。
3枚を1ブロックとして考える上で覚えておきたい形をご紹介します。名前を覚える必要はありませんが名前があった方が形を覚えやすいので記載しております。
名称 | 形の例 | 有効牌の種類と枚数 |
ペンチャン対子 | 、、、 | 2種6枚 |
カンチャン対子 | 、、 | 2種6枚 |
リャンカンチャン | 、、 | 2種8枚 |
両面対子 | 、、 | 3種10枚 |
★まとめ
・門前で進める場合、3対子の1つを切ると有配牌が増える
・3枚を1ブロックとして考えると有配牌が最大になることが多い