【明日からすぐ使える!】ターツ落としから導ける2つの重要ポイント

 私が他家からリーチを受けて必ず意識することがあります。それは捨牌にターツ落としがあるかどうかです。ターツ落としがあれば高確率で筋が通ります。

ターツ落としには例えば三索:麻雀王国五索:麻雀王国のカンチャン落としや七筒:麻雀王国八筒:麻雀王国の両面落とし、中:麻雀王国中:麻雀王国の対子落とし等があります。ターツ落としをするのは手牌に両面ターツがあるからであり最終形が両面待ちの可能性が高くなります。

 こちらは2着と700点差で迎えたオーラス11巡目、ピンフになりそうなところに下家から先制リーチを受けた場面。

点数状況を考えると上家は恐らく降りないのでこちらも最低でも形式テンパイまで行かない捲られます。

ここで下家の捨牌を見ると索子の(一索:麻雀王国)一索:麻雀王国三索:麻雀王国、筒子の七筒:麻雀王国八筒:麻雀王国、萬子の(六萬:麻雀王国)六萬:麻雀王国八萬:麻雀王国とターツが3種類切られているので高確率で両面待ちと予想できます。
(安牌は二萬:麻雀王国,八萬:麻雀王国の2種ですが、三萬:麻雀王国,五萬:麻雀王国,九萬:麻雀王国,六索:麻雀王国も通ると予想できます)

 今回はたまたま相手の待ちが読み通り両面待ちでしたが、勿論愚形待ちの場合もあります。

ただ高い確率で両面待ちになることは間違いないので自分がリーチした後に捨て牌を眺めてみてください。ターツ落としがある(特に2つ以上)時は両面待ちになっていることが多いはずです。

ちなみに上の写真で上家の捨て牌を見ると六索:麻雀王国七索:麻雀王国三萬:麻雀王国五萬:麻雀王国七萬:麻雀王国九筒:麻雀王国九筒:麻雀王国などのターツを落としており、2シャンテンではあるものの手牌に両面ターツが多いことが分かります。

 但し、同じターツ落としでもペンチャン落としは牌効率を意識して切られることが多いので当てはまらず、七筒:麻雀王国を切った後に八筒:麻雀王国をツモ切りした場合は単純に裏目が出ただけなのでこれも当てはまりません。

 両面待ち以上に良い待ちとして翻牌のシャボやドラを含めたシャボがあります。ターツ落としがある場合はドラやドラ傍、翻牌を下手に切るより筋を切る方が安全度は高いです。

例外としてターツ落としがあっても染め手や七対子、トイトイなどは筋も危険牌になるので注意していただければと思います。

 『リーチを受けたら捨て牌にターツ落としがないか見る』これだけで放銃率を減らせますし、『待ちが何なのかはさておき良い待ちなので警戒すべき』と意識するだけでも変わると思います。

是非今後の対局で意識してみてください。

★まとめ★
・ターツ落としがあれば…
 1)両面待ちの可能性が高く筋が通りやすい
 2)ドラやドラ傍、翻牌が特に危険→下手に翻牌を切るより筋を切る方が安全
 ※但しペンチャン落とし、後のターツがツモ切りの場合はターツ落としに該当しない
・例外として染め手や七対子、トイトイは筋も危険になるので要注意




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