麻雀勝負手の代表格〜ホンイツを狙う基準を徹底考察！〜

　ホンイツは面前で3翻、鳴いても2翻の高い役なので勝負手を作りやすいのは皆さんもご存知の通りだと思います。ホンイツを狙う際に考えなければならないのが打点と早さの2つです。

まず打点についてですが役の性質上、他の色のターツを落としたり鳴くことで他家に警戒されたりする場面が多いので、早さを捨てて高打点を狙うことになります。ホンイツで3,900ならわざわざ狙いにいく必要はありません。

翻牌とドラを絡めて満貫にもっていくのがホンイツの基本です。逆にホンイツを狙わないで5,200以上の打点が確保できる場合も早さ重視で染める必要はないと言えます。

次に早さについて、ホンイツ狙いで両面ターツや面子崩しをするのは点数状況が苦しい場合を除いて基本は序盤の6巡目以内です。最初にテンパイする人の平均巡目が8〜9巡目であることを踏まえると中盤7巡目以降にシャンテン数を下げるのは得策ではありません。

そんなホンイツを狙う基準について考察していきたいと思います。

　こちらの写真をご覧ください。33,000点持ちの2着で迎えた東3局7巡目、ホンイツや一通が狙えそうな手からを切った場面。

ピンズのを切りたくなりますがラスの上家が5,700点で親のマンツモ（6,000-6000）で終わる状況です。

ホンイツを狙うより切のダマテンを選択すれば5,200と打点は十分で上家から出和了りでも次局有利になることは確かです。トップの親を流せるのが1番大きいです。

　今回は点数状況も加味してホンイツを狙いませんしたが同じ手牌と捨牌の状況で東1局25,000点ならどうか考えてみます。正解はありませんがか切りでホンイツを狙います。

8巡目でいつリーチがかかってもおかしくない状況で1シャンテン戻りですが、テンパイする有効牌は,,,,,,()の7種、でポンテンが効くという意味では早さ大きく劣ることもありません。

序盤で手堅く5,200を上がってもトップは取れないので積極的に満貫や跳満を狙いたいところです。

大事なのは手牌の形から何となくホンイツを狙うのではなく、ホンイツを狙う場合と狙わない場合それぞれのメリットを考えて打牌選択することです。

私はホンイツに決め打ちするかしないかを以下の基準を設けて判断しています。
１）ホンイツで3,900もしくは5,200なら狙わない
２）手なりで進めて5,200が望める時は3着目かラス目の時を除いてホンイツは狙わない
３）中盤の7巡目以降はホンイツ以外の色の両面ターツや面子は崩さない

　字牌を含め対子が多い場合は逆にホンイツを狙う方が早くなることもありますので例外になります。

満貫や跳満を振り込んだ後に焦って染めたくなる時もあるかと思いますが、中盤7巡目以降に無理にホンイツを狙っても大抵上がれません😂

ホンイツを狙う基準に正解はありませんが最初にテンパイする人の平均巡目が8〜9巡目であることを念頭に置きつつ柔軟に対応すること大事です👍

★まとめ★
・ホンイツは翻牌とドラを絡めて満貫に仕上げるのが基本
・手なりで5,200の打点を確保できるならホンイツを狙うメリットは小さい
・中盤7巡目以降はホンイツ以外の色の両面ターツや面子は崩さない方が無難