麻雀格闘倶楽部で真龍になるために求められる戦術や考え方について
当サイトでは麻雀格闘倶楽部で黄龍および真龍になるために求められる戦術や考え方をご紹介します。先に申し上げますと求められるのは単純に麻雀が強くなることだけです。
私は麻雀格闘倶楽部を初めて6年になりますが黄龍になるまで3年、真龍になるまで2年と真龍になるまで合計5年かかりました。その間麻雀格闘倶楽部の攻略サイトなるものを多く閲覧しましたが攻略に役立つ情報はありませんでした。
でも冷静に考えてみればそれもそのはず、麻雀が弱いのに小手先のテクニックで黄龍や真龍になれたらそれはゲームとして面白くないですよね。
なので、当サイトは攻略ブログと謳ってはいますが麻雀格闘倶楽部だけで使える小手先の攻略テクニックには基本的に触れず、あくまで麻雀が強くなるために使える戦略や知っておくべき考え方を中心に記事を掲載します。
※現在は戦略関連の記事しかありませんが攻略関連の記事も徐々に追加していきます。
そのため、麻雀格闘倶楽部をプレイしていなくても麻雀が強くなりたい方、天鳳や他のネット麻雀をプレイされている方、フリー雀荘で稼げるようになりたい方、プロ雀士・Mリーガーを目指す方にも是非ご覧いただければと思います。
目次
1.麻雀が強いとはどういうことか
2.当サイトにおける麻雀の強さの定義
3.真龍になるために求められる3つの考え方
3-1.打牌選択や押し引きに自分なりの基準を持つ
3-2.中盤7巡目以降の警戒心が強い
3-3.点数計算が問題なくできる
4.余談 メンチンの待ちは分からなくてOK
1.麻雀が強いとはどういうことか
そもそも麻雀が強いとはどういうことか、一言で表すと『デジタルで考えられる思考の精度が高い』ことです。
麻雀は確率のゲームです。囲碁や将棋と比べて運の要素も大きいため、ギャンブルや運ゲーと言われることもありますがそれはナンセンスです。私の持論ですが運と実力の比率はおおよそ5:5、実力が左右する5割の部分をどこまで磨くかというゲームだと思っています。
麻雀漫画でありがちなツキや流れを重視した打牌選択はかっこ良くて憧れますが、デジタルで考えられる思考が土台としてできていないと成績は伸びません。
デジタルで考えるとは「手牌から何を切れば有効牌が何枚増えて、逆に何と切ると有効牌は何枚減るがピンフが確定して打点が安定する」など具体的な数字で考えることです。以下の写真をご覧下さい。
東2局2本場6巡目、手広さを重視してを切りましたがを切ってタンヤオを確定させるという選択肢も考えられます。ここでそれぞれの有効牌の枚数を比較してみます。
切りの有効牌:–,,,の5種15枚
切りの有効牌:,,,の4種11枚
4枚差ですが前者の切りは15枚中–ツモの7枚で愚形でリーチする必要があるのに対し、後者の切りは11枚中どれをツモっても鳴いてもテンパイできます。
トップ目の親を流すという意味ではダマや鳴きが効く切りの方が無難だったかもしれません。どちらが正解だったのかではなくそれぞれの打牌のメリットを考えることが強くなるために大切です。
よくトッププロの雀士は打牌選択1つ1つに理由を説明できるなんて聞いたことがあるかと思います。その理由の根拠の1つになるのが有効牌の枚数です。その上で場の状況や点数状況が加味されて何を切れば最適なのかが選択されます。
何となく打牌選択する打ち手と、『これを切ること有効牌が何枚増える』、『これを切ると有効牌は何枚減るがタンヤオが確定するので打点が安定する』など打牌選択に理由をつけられる打て手とでは成績にかなりの差が出ます。
打牌選択に理由を持てるようになることは難しいですが、普段から打牌選択をする際に有効牌の枚数を数えたり、何切る本や戦略本を読む際に有効牌の枚数を考えたりすることが麻雀が強くなるための近道です。
有効牌が何枚あるかいちいち考えるのは頭が疲れますが頭を使わずして麻雀が強くなることはありません。ただ麻雀を打つだけで強くなるのは中級者までです。
私も記事を通して何を切るべきだったのか、それぞれの打牌でどんなメリットがあるのかお伝えしますので是非一緒に考えてみてほしいと思います。
2.当サイトにおける麻雀の強さの定義
麻雀の強さを表す指標は人によって様々ですが当サイトでは以下のように定義します。
\ | 麻雀格闘倶楽部 | 天鳳 (最高段位) | フリー麻雀 | |
初級者 | 初段〜八段 | 1級〜初段 | 平均順位で2.5位未満(時々勝つこともあるが負ける方が多いレベル) | |
中級者 | 四神マスター〜黄龍レベル20未満 | 二段〜三段 | 平均順位で2.55〜2.45(場代負けするが大きく負けることはないレベル) | |
準上級者 | 真龍グレード20未満かつ真珠100個未満 | 四段〜五段 | 平均順位で2.45〜2.35(場代込みでだいたいトントンになるレベル) | |
上級者 | 真龍グレード20以上又は真珠100個以上 | 六段〜七段 | 平均順位で2.35〜2.25(場代込みでも若干プラスになるレベル) | |
超級者 | 大真龍、転生百仙以上 | 八段以上 | 平均順位2.25以上(フリー雀荘で毎月数万稼げるレベル) |
※黄龍レベル20以上になってから真龍になるには【召還の欠片獲得戦】と呼ばれる対局でラスを回避しながら1位を4回取る必要がありますが、四神マスターから黄龍になるために必要な3連勝に比べれば遥かに簡単なため黄龍レベル20以上は全員真龍と位置づけます。
私は上の表では準上級者に位置しまだまだ上級者とは言えないレベルですが、当サイトを通じて主に初級〜準上級者の方向けに役立つ戦略や考え方をご紹介します。
今後は上級者や超級者の方向けの記事も書けるようになっていきたいと思います。
3.真龍になるために求められる3つの考え方
それでは本題となる真龍になるために求められる考え方について触れたいと思います。初級者や中級者の方と真龍以上の準上級者で何が違うか、細かく言うと沢山ありますが大きな点では以下の3つがあります。
1)打牌選択や押し引きに自分なりの基準を持っている
2)中盤7巡目以降の警戒心が強い
3)点数計算が問題なくできる
それぞれ順番に解説していきます。
3-1.打牌選択や押し引きに自分なりの基準を持っている
まず1についてですが、麻雀が強い人は先制リーチを受けた際にその都度押すか引くかを0から考えません。自分なりの基準を元に対局全体もしくは100体局で同じ選択をした場合にどちらが収支でプラスになるか考えて打牌選択をします。
例えば私の場合、【先制リーチに対し1シャンテンから押すのは満貫以上、2シャンテンから押すのは跳満以上、但し安牌が0か1の場合は自分の都合で切る】としています。
自分の基準を少しでも持っているだけで対局中に考えることは大幅に減ります。それで成績が伸びないなら基準をその都度見直していけばいいのです。
自分なりの基準を持つことは他にも多くのメリットがあり以下の記事でまとめていますので宜しければ参考にして下さい。
3-2.中盤7巡目以降の警戒心が強い
続いて2について、麻雀は4人でやるゲームなので上がれる確率は1/4、流局も考慮するともっと下がります。配牌が悪く手が進まない場合は字牌を抱えて降りに備え方銃率を下げることが重要になります。
考えてみれば当たり前なのですが、ついつい前のめりになって配牌が悪くても上がりに向かってしまいがちです。
そこで押さえておいてほしいのが平均テンパイする巡目です。ある程度牌効率を押さえた4人が卓を囲んだ場合、最初にテンパイするのは7〜8巡目、先制リーチがかかるのが9〜10巡目と言われます。
なので中盤7巡目以降は攻めだけでなく守りを意識した打牌選択をできるようにするのが真龍になるために求められます。その1局を諦めることが局全体を諦めないことに繋がることも多いです。
3-3.点数計算が問題なくできる
最後に3について、点数計算はできなくても勝敗に大きな影響はないので初級者の方は無理に覚えなくても心配ありません。ですが中級者の方は押さえる必要があります。
スポーツでもレベルの高い試合になればなるほど1つのミスが勝敗を大きく左右しますが麻雀も同じです。
オーラスでトップとの差が4,500点、中ドラ2でリーチする打ち手と「5,200だからダマでどこからでも出上がりできるな」と考えられる打ち手とでは大きな差が出ます。
中級者で点数計算が曖昧な方は点数計算をちゃんと覚える時が来たなと思っていただければと思います。
点数計算は複雑で難しいイメージが強いですが、よく出る点数は決まっているのでポイントを押さえば簡単です。覚え方を下記の記事にまとめていますので併せて参考にしていただければと思います。
【超簡単】早見表も符計算も不要!出るとこだけ覚える麻雀点数計算
4.余談 メンチンの待ちは分からなくてOK
ちなみに「麻雀に強くなるにはメンチンの待ちが自由に自在に分かるようになる必要がある」と思いがちですが、分からなくても真龍になれます。
私も白虎五段くらいだった時に「真龍になる頃にはドヤ顔でメンチンリーチ打てるようになってるのかなー」と思っていましたが違いました。
例えば下の写真をご覧下さい。イーシャンテンでピンズの有効牌が複数ありそうですが、何種あるのか分かれば間違いなく上級者以上だと思います。
・・・
・・・
・・・
正解はピンズのから全部でどれをツモってもリーチが打てます。勿論、対局中は何となく有効牌が多そうだということくらいしか分かりませんでした。
一応後で振り返ってテンパイ後に何を切るかまとめてたのでご参考までに。
ツモ→切の–待ち
ツモ→切の–待ち
ツモ→切の–待ち
ツモ→切の–待ち
ツモ→切の–待ちか切の–,待ち
ツモ→切の–待ち
ツモ→切の–,待ちか切の–,待ち
ツモ→切の–,待ち
ツモ→切の–待ち
同じメンチンでも下の写真のように上と下で分かれている時などは分かることもあります。
一言でメンチンと言っても色々な形がありますが分からなくも心配ありません。そもそもメンチンでテンパイする場面は30対局に1回あるかくらいのレアケースでそれが成績に大きく影響することはないからです。
また、メンチンでテンパイする前に鳴く機会があることがほとんどです。
私もネット麻雀であれば最終的な待ちが自動で分かるので鳴かずにテンパイすることもありますがフリーで打つ時は鳴くようにしてます。多面待ちを覚えるより他に優先して学ぶべきことが沢山あります。
本サイトでも知っておくべき戦術や考え方を紹介しておりますので是非覗いてみていただければと思います。