ラス目における戦い方〜南場の基本は『満貫縛り』〜
南場で意識すべきことは点数状況を踏まえて打つことです。当たり前ではありますが意識していないとラス目なのに1,000点や2,000点を平気で上がってしまいがちです。
絶対ダメというわけではありませんがこれをやっていてはトップは取れません。ラス目もしくは3着目で迎える南場は安易に局を流さず基本は『満貫縛り』というスタンスで手を進めることが重要です。
逆にトップ目であれば打点より早さ重視で積極的に流しにいきたいところです。2着と2万点差以上ある断トツのトップであれば局を流すことより振らないことを重視して鳴かない方が無難です。
そんな南場を進める上で意識すべきことについて触れていきたいと思います。
こちらは15,000点持ち(点数が欠けていて申し訳ないです)のラス目で迎えた南1局西家2巡目、ヘッドなしのイーシャンテンからドラのをツモって切を選択した場面。
西を切っていれば有効牌は…
▶︎–,,,––,,,,の11種
一方で⑤切の有効牌は…
▶︎,––,の5種
早さは圧倒的に劣りますが、ここでピンフのみやノベタンや単騎のリーのみで上がっても嬉しくありません。親番が残っているからと言って早さを重視してはいけない場面の典型例です。
親番であっても上がれる確率は4分の1、都合良く4,000オールなど高い手で上がれることを期待せずに子の局面でも勝負手を作りにいくべきです。
冒頭でもお伝えした通りラス目や3着で迎える南場は安易に局を流さずに高打点を目指しましょう。
今回の場面では最低でも西単騎の5200は欲しいところです。巡目も早いのでドラの縦引きに期待しつつ手を進めるのをお勧めします。
★まとめ★
・ラス目や3着で迎える南場は安易に流さない(親番が残っていても同じ)
・打点に困ったらドラの縦引きに期待すると良い