10種11牌なら国士無双2シャンテン?!九種九牌を流さない基準について考察
九種九牌は上がりづらいので流すのが一般的ですが国士無双や清老頭、字一色など役満が狙える点も忘れてはいけません。とは言っても毎回流すか続行するか考えるのは大変ですし時間もかかるので自分なりの基準を決めておくと良いです。
九種九牌を流すか続行するかのおすすめの基準について紹介しますので参考にしていただければと思います。
こちらは三麻ですが41,000持ちのトップで迎えた東2局、10種11牌で九種九牌を選択した場面。九種九牌ということは赤ドラを含め中張牌の多くが敵に入っているので基本的には流した方がいいです。
但し、10種11牌まで来ると国士無双2シャンテンです。今回はトップ目なので流しましたがトップ目以外の時は国士無双を積極的に狙いに行くことを推奨します。他家に上がられるリスクよりも役満の上がりを逃す方が痛いからです。
私がおすすめする九種九牌を流すか流さないかの基準は以下の通りです。
<三麻、四麻共通>
基本は流す(他家にドラが回っているため)
但し以下の3パターンに該当する時は例外
Ⅰ.トップ目以外で10種11牌以上(国士無双2シャンテンで役満を逃す方が大きいため)
Ⅱ.東場のラス目又は南場の親番ありのラス目なら10種10牌以上
Ⅲ.南場の親番なし、3着と1万点以上差のついたラスなら9種9牌でも続行
※例外としてドラがヤオチュー牌で対子が3つ以上ある時は混一、対々、字一色など高打点が見込めるので流さない方がいいです。
こちらは4万点持ちのトップ目で迎えたオーラス、上家に九種九牌で流された場面。ちょうど九種九牌で流して正解だと思いますが、ここで他家の手牌を見渡すと私を含めて手が入っていることが分かります。
基準をご紹介しましたが『迷ったら流す』というやり方でだいたい正解なので難しく考える必要はありません。中張牌が3枚だったら国士無双を意識してみてください。
ヤオチュー牌が何種何枚なのかは瞬時に数える必要がありますが、以下の順番で数えると素早く計算できるようになります。
1)ヤオチュー牌の被った分の枚数を数える
2)タンヤオ牌の枚数を数える
3)【14−『1)ヤオチュー牌の被った分の枚数』−『2)で数えたタンヤオ牌』】を種、【14−『2)タンヤオ牌の枚数』】を牌として計算する
九種九牌の『牌』の方は単純に手牌14枚からタンヤオ牌の数を引けば数えられます。『種』の方はそこから更にヤオチュー牌の被った分の枚数を引いて求めることができます。
必ず九種九牌の『種』の方がヤオチュー牌の被った部分の枚数だけ『牌』より小さくなります。
この計算方法で最初の写真の場合を数えてみます。
ツモ
ヤオチュー牌の被った分の枚数がの1枚(あくまで被った分の枚数だけカウントします)、タンヤオ牌がの3枚なので…
【14−1−3】種【14−3】牌で=10種11牌だと計算できます。
最初は普通に数える方が早いかもしれないですが慣れるとこの計算式を使う方が断然早いです。14枚全部数えずにヤオチュー牌の被ってる部分の枚数とタンヤオ牌だけ数えればいいからです。
麻雀格闘倶楽部をはじめネット麻雀では九種九牌を決めるのにも制限時間があるので是非この計算式を覚えてほしいと思います。
ちなみにヤオチュー牌が暗刻や槓子の場合もこの計算式で求められます。
例) ツモの場合は…
▶︎【14-5-3】種【14−3】= 6種11牌
★まとめ★
・九種九牌は基本的に流すというスタンスで問題なし
・10種11枚になると国士無双2シャンテンなのでトップ以外なら積極的に狙うべし
・ヤオチュー牌の被ってる部分の枚数とタンヤオ牌だけ数えれば何種何枚かを素早く計算できる