守りの面でも有効?!ドラ含みの待ちの2つのメリット
麻雀で高い手を作るために必ずと言っていいほど必要になるドラ。ドラの受け入れを常に意識して手を進めることが打点を高くするために重要になります。
そこで今回はドラを含めた待ちの2つのメリットについてご紹介します。
まずは上の写真をご覧ください。平場で迎えた東ラス4巡目、ドラ筋の–の両面待ちか,のシャボか選べる場面でドラ筋のリーチを選択。
有効牌の数で言うと両面は7枚、シャボは4枚。ツモりやすいのは前者のドラ筋リーチですが、が出やすい分後者のシャボの方が上がりやすいのは確かです。
特に4巡目となると他家も手が出来上がってない分、生牌を含め字牌が切られやすい傾向にあります。
ただ、ドラを含めた待ちには以下の2つのメリットがあります。
①ドラの取りこぼしがない分打点が高くなる
②ドラのツモ切りがないため守りの面でも大きな失点を防げる
ドラ筋リーチに限らずドラ含みのリーチはドラのツモ切りがないため上がれば高打点が期待できます。また、ドラのツモ切りがない分追っかけリーチに一発でドラ放銃といった事態を防げます。
更に今回是非知っておいてほしいのはドラ筋は意外と出やすいということです。ドラやドラ傍は振り込むとドラが絡みますがドラ筋は当たってもドラが絡まず失点のリスクが小さいからです(の待ちにドラ筋のを切ってもドラは絡まない)。
また、ドラ筋は余剰牌として切り出されやすいという特徴があります。ドラがの時、にツモでがスライドして切り出されますし、のリャンカンからもが優先して切り出されます。
(同様に今回は待ちに絡まないもからのスライドとのリャンカンから切りだされる分出やすくなります)
※勿論ドラ筋も警戒されますし、のノベタンやの亜両面にドラ筋のを切ればドラが絡みます。あくまでドラ傍よりは出やすいということです😅
こちらは三麻になりますが東3局に中ドラ3で満貫が確定した状態。を切って–待ちの満貫に受けるか、を切ってトイトイ中ドラ3の跳満を受けるかで後者を選択した場面。
前者の–の待ちは残り6枚、後者のドラとのシャボの待ちは残り4枚。ホンイツが警戒されて索子が出にくく、同時に3鳴きでトイトイも警戒されドラのも出にくい状況。
ここで考えたいのは何が最悪かということ。どちらを選んでも裏目はありますがドラのを逃した挙げ句、ツモ切りで他家に満貫方銃のパターンが一番最悪です。
『ドラ含みの待ちはドラのツモ切りがない』ことのメリットを活かして切りでドラ含みのシャボで受けるのが正解かと思います。
今回は平場やトップを取りにいく攻めの場面を想定して話を進めましたが、オーラスの上がりトップや局を流すことに注力したい場面ではドラ傍やドラ含み待ちは出上がりしづらい分避けるのが無難です。
攻めを意識する場面ではドラを含めた待ちが有効だと思っていただければと思います。
★まとめ★
・ドラ含みのリーチは上がりにくいがドラの取りこぼしがない分打点が安定する
・ドラのツモ切りがないため守りの面でも大きな失点を防げる
・ドラ傍は出にくいがドラ筋は意外と出やすい