リーチできないのは不利?!テンパイ以外の加カンは要注意

 

 皆さんはどんな時に加カンをしますでしょうか?できる時は必ず加カンするという方もいるかもしれませんが、上がれる見込みの薄い場面での加カンは他家に打点アップのチャンスを与えてしまうので危険です。

両面でテンパイしている場合は別として、そうでない時は敢えてツモ切るか完全安牌として手が進むまで持っておくことも重要になります。

 こちらは東1局5巡目、南をポンした所に南:麻雀王国をツモり加カンを選択し中:麻雀王国を切った場面。私も判断を誤ってしまいましたがここは加カンせずに九筒:麻雀王国を切り、比較的安全な東:麻雀王国南:麻雀王国を残しておくべきです。

加カンをするしないの基準を考える際に意識したいのがリーチして裏が乗る確率です。以下のように求めることができます。

<四麻>
扱う牌が萬子9種、索子9種、筒子9種、字牌7種、合計34種
仮に手牌がピンフ系でヘッド以外に対子がない場合、手牌の種類は最大で13種
13÷34=0.3823…およそ38%
<三麻>
扱う牌が萬子2種(一,九のみ)、索子9種、筒子9種、字牌7種(北のドラ抜きなしで想定)、合計27種
同じく手牌手牌がピンフ系でヘッド以外に対子がない場合、手牌の種類は最大で13種
13÷27=0.4814…およそ48%

 この数字は場の状況を全く考慮していない数字です。実際にはピンフ系でも数牌が重なったり、暗刻が1つできたりするので四麻なら裏が乗る確率は30%くらいになります。

三麻の場合は萬子がない分、数牌が重なることも暗刻ができることも多くなるので裏が乗る確率は40%くらいと認識していただければと思います。

 話を戻しますと加カンをすることで他家がリーチして裏が乗る確率が四麻なら60%、三麻なら80%まで上がります。三麻におけるカンはリーチがダブリーになると思ってください。

そのような視点で考えると自分がリーチできない安易な加カンは避けるべきです。他家も全力でリーチを狙って攻めに来ます。


加カンをする基準は以下の4パターンを推奨します。(※4麻3麻共通)

Ⅰ.両面テンパイ
Ⅱ.10巡目以内の愚形テンパイ
Ⅲ.5200以上の愚形テンパイ
Ⅳ.ラス目もしくはオーラス和了りトップ


両面テンパイであれば仮に後手でリーチされても逃げ切れる場合が多いです。愚形テンパイでも前半の10巡目以内であれば先手を取ってリーチされる前に上がれる可能性も高いです。

後半の11巡目以降になるといつリーチされてもおかしくない状況です。愚形テンパイで且つ打点もない(目安として5,200未満)場合は逆襲を受けて振り込む方がリスクが高いです。

ラス目やオーラス上がりトップなら守っている場合でもないので強気で攻めて良いと思います。

 加カンをすることでカンドラがそのまま乗ってドラ4になったり、他家に手牌が良いことをブラフでアピールできたりと言ったメリットもあります。ですがカンをしてリーチができないのは相対的に不利です。

テンパイ時以外の加カンは基本的に避けるべきで早仕掛けした後の安易な加カンは特に注意が必要です。

★まとめ★
・テンパイ時以外の加カンは基本的に避けるべき
・四麻でリーチして裏が乗る確率はおよそ30%
・三麻でリーチして裏が乗る確率はおよそ40%



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